本研究では、翻訳プロセスに翻訳規範とコンピテンスの要素を対応づけた翻訳プロセス・モデルを構築し関連する機構・技術を開発する。研究は、大きく、(1) 翻訳プロセス・モデルの構築と、(2) 技術開発、(3) 統合環境の構築、(4) モデルの評価の4フェーズから構成される。研究期間の前半はモデル構築と技術開発、後半は統合環境の構築とモデルの評価に重点を置くが、モデルが規範的な性格を有することから、構築・改善と評価を繰り返しながらモデルを精緻化する。
翻訳統合環境・翻訳教育環境、翻訳プロセス要素の自動化技術、データ、メタ言語は研究終了時までにシステム・刊行物・データとして公開する。